看板建築・改修提案例

このページでは、過去に関わった看板建築についての、改修シュミュレーションを行っております。

 

既にこの建物は解体済みであり

現実の改修の際には検討すべきことが多々ございますが

トホホ建築設計ジムソの、提案などを知る一助になればと思います。

 

今後、耐震性の検証結果や、予算シュミュレーション結果公表予定です。

現況写真

昭和27年の看板建築

看板建築(昭和27年築)

看板建築の1階土間

1階現況(土間有)

看板建築の2階和室

2階現況(全て和室)



シュミュレーションした建物は東京都台東区にありました。

昭和27年築(戦後復興期)、木造2階建て、伝統的構法(柱を中心とした造り)、

元は額縁屋さんを営んでいたので、1階には土間がありました。

 

1階は、非常に暗く、昼間でも明かりが必要な環境でした。

浴室はなく、近くにある銭湯を利用していたようです。

台所は狭く簡易な設備しかありません。

 

2階は、中央の部屋の襖を閉めるととても暗く

階段を降り1階へ行く時は、下が暗くてよく見えませんでした。

 

おそらくご高齢の方が住んでいたと思われますが、結構住むのが大変だったのではと思います。

 

改修案(洋風)

耐震補強が必要な建物のため、補強計画を優先したプランニングを行い、

そのついでに壊すところは快適・安全にしていく、という方針としました。

 

土間のある暮らしが面白そうでしたので、「土間リビング」という提案をしています。

浴室は奥の台形型の部屋に設け、下半分しかないハーフ・ユニットバスとし、

変形した部屋形状をそのまま楽しむという提案です。

 

2階は、奥の小部屋の壁を無くす事ができたため、

柱だけ残し「柱のある部屋」という提案としています。

また、暗い階段室を広くすることで光を取り込み、1階にも光を通す提案です。

幸いなことに、中央に耐震コアを設けることで、

2階では大がかりな改修は無くすことができそうでした。 


改修前

看板建築の1階内部
看板建築の2階内部

改修後

看板建築改修案
看板建築改修案
看板建築・1階土間リビングへリフォーム

改修後、1階土間リビングからキッチン方向を見る



今後、耐震性の検証結果や、予算シュミュレーション結果公表予定です。

更新をお待ち下さい。


※ここでの提案はあくまでもシュミュレーションです。

 実施の際は、法的な事、予算、優先することなど様々な検討を通じて「かたち」が決まっていきます。


看板建築について

建築ジャーナル2017年5月号に4ページ執筆しました

「都市に刻む庶民の夢 看板建築」

お手に取っていただき、感想などいただければ幸甚です。



看板建築・改修提案にご興味のある方は

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